ブーランジェリーアダチ@横浜 [パン]
サントノレ。こんな雄大なサントノレは見たことない。クリームの力強さ、キャラメルのギリギリの焼き加減、しびれます。
メインはパン屋なんだけど、ケーキも素晴らしい。
バゲット。はああ。本当にパリの味がする。ここまでパリっぽいパンは日本で食べたことない。だってパリで買って日本に持って帰ってスーツケースから出すともうバゲットさん死んでますから。湿度のせいなのかなんなのかわからないけど。粉はレトロドールとかどっかに書いてあってVIRONのバゲットも好きなんですが、すみません、アダチさんの圧勝です。
ローズマリーのパンboule romarin。ローズマリー入りってゲテモノ系かと半信半疑で買ったけど、これは本当にすごい。生地、焼き、香り、芸術品です。泣きそう。
アダチさん、パリのバゲットコンクールまだあきらめてません!と語ってますが、本当に獲ってもおかしくない。
で、このお店はブーランジェリ・パティスリー・トレトゥール・アダチで、今回ブーラジェリとパティスリーは知ったけど、まだトレトゥールは未経験じゃ。でもお店で見たリエット!タプナード!オーラ出てました。元メゾンイチのシェフが作ってるらしいのでおいしいに決まってる。早く行きたい!
パンデフィロゾフ@神楽坂 [パン]
今は亡きドミニクサブロンのファンとしては行かなければね。店名はシニフィアンシニフィエにならってつけたのかと思ってましたが、そういう難し系ではなく、非常に静かでしみじみ系のパンでした。
リンゴ入りのパン。なかなか深い。
プレジールデュパン@名古屋 [パン]
6年ぶり。6年間忘れてたわけではなく、ずっと頭のすみにはあった店。年月が経つほど再訪したくなる店ってあるわんね。とても静かなパン。パリ風。普段はもっと田舎風のワイルドなパンが好みだけれど、ここのパンはしみじみおいしい。
最近は生ケーキも売ってらっしゃるようで。
これはモヒート。パンと同じでシェフの個性が出るわんね。とても静かでおとなしいです。しかし、ムースとチョコガナッシュの対比、というかコンポジション、素晴らしい。個々のパーツの完成度では、おそらくパティスリー専門店に及ばないところあるかもですが、バランスの妙、音楽性が抜群です。
パリ・ブレスト。ベタな定番ケーキかと思いきや、目が覚めるような切れ味のあるアレンジです。
タルト・キュイットゥ。写真ではただのタルトにしか見えませんが、食べてみると生地とフルーツを緻密に計算して対比させてあります。見事です。
ケーキに感動したので、惣菜も買って帰らねば。4種類しかないので当然のように全品大人買い。これはキヌアのサラダ。惣菜はおそらくマダムの作と思いますが、シェフのパン・ケーキと調和してますね。静かですが、ぴったり味が決まってます。使ってるのはふつうの日本のハムですが、それでこれだけおいしくするのは素晴らしい。
ポテトサレダ、アンチョビ。後味にかすかにアンチョビを感じる。
キャロットラペ。しりしり系ではなく、極細にスライスしてあります。パリ風というのか、コルドンブルー仕込みというのか。
レンズ豆のサラダ。これも真似したいけど、このぷっくりしたフランス産のレンズ豆はなかなか売ってないのよね。
というわけで、ひとつの店で3回楽しめる、得難い店。