読書日記 [読書]
ワンコが来る前はフクロウが飼いたくて。でも食料が冷凍ネズミだって聞いてあきらめました。それにもめげず飼っている人いるのね。とても可愛いコトバちゃんです。
シェ・トモのシェフが書いたフランス料理修行の記録。こういう本は珍しいのでは。三ツ星レストランの裏側よく分かります。
シェ・トモのシェフが書いたフランス料理修行の記録。こういう本は珍しいのでは。三ツ星レストランの裏側よく分かります。
Fear of Food: A History of Why We Worry about What We Eat [読書]
Fear of Food: A History of Why We Worry about What We Eat
- 作者: Harvey A. Levenstein
- 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (T)
- 発売日: 2012/04/15
- メディア: ハードカバー
フランス人にとって食事は楽しむものだが、アメリカ人は食事に対し楽しみと恐怖のアンヴィヴァレントの感情をいだいている。。。何やら精神分析チックなイントロで始まりますが、内容は手堅く歴史考証。乳製品は100年前は恐怖の対象だったが、突然健康食に変貌する。ヨーグルトが長寿食というのは一時の流行で、シャングリラ=フンザ村が長寿というのはウソだった。しかし、そのイメージが現代にも残っているのはご存知のとおり。脂肪・コレステロールと心臓病の関連も決して証明されていないが、今では常識のようにコレステロールを減らせと医者は指導する。健康食を提案する人は世のため人のためと信じてゆずらない。さらに経済的利権がからむ。コレステロール治療薬スタチンの日本市場規模は3000億円。今更止めるわけにはいかんと。
PANDORA'S LUNCHBOX [読書]
Salt, Sugar, Fat: How the Food Giants Hooked Us [読書]
Salt, Sugar, Fat: How the Food Giants Hooked Us
- 作者: Michael Moss
- 出版社/メーカー: W H Allen
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: ペーパーバック
マカロニ&チーズを丸めてベーコンで包み、油で揚げます。。。聞いただけで胸焼けしそうなレシピはフードTVの料理研究家ポーラ・ディーンです。不健康な料理との批判などものともせず超ハイカロリーレシピで大人気。あげくのはてに自身が糖尿病に。しかし今度はインシュリン製薬会社とCM契約して。。いやはやアメリカ人はすごいわ。
油が多い料理はギトギトしてるはずと思うのはトーシローで、大手食品会社のMIT出身の博士たちは知らぬ間に脂肪を食べさせる方法を日夜研究してるのです。その代表がチーズ。チーズは液体じゃないから脂肪と気づかず食べてしまう。さらに生地に練りこんだりしたらもっと分からない。あなおそろしや。
Extra Virginity: The Sublime and Scandalous World of Olive Oil [読書]
Extra Virginity: The Sublime and Scandalous World of Olive Oil
- 作者: Tom Mueller
- 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
- 発売日: 2011/12/05
- メディア: ハードカバー
スーパーで売ってるエクストラバージンオイルはエクストラバージンのはずがないそうで。本物は飲むと喉に来るので喉のクスリになるとか。名古屋タカシマヤに入ってたOLIVIERS & CO. で売ってのは本物だったと思いたいが、撤退しちゃったからねー。
French kids eat everything [読書]
アメリカ人(厳密にはカナダ人)がフランスに移住して食生活の違いに仰天する話。フランスの小学校の給食が必ずコースになっていてチーズがつくってのは確かに驚きですが、”全生徒が同じ料理を食べる””学校で間食は禁止”に驚いているアメリカ人の方が驚きだわ。アメリカでは給食だってチョイスありで、おやつも食べ放題だそうで。15分以上の会合は食べ物を出すのが当たり前、缶詰以外の魚(要するに尾頭付きの魚)は食べたことがないので食べ方が分からない、次々と飛び出す仰天話にページを繰る手が止まらない。作者が運営している憧れのフランス小学校給食のホームページはこれ
Mindless Eating [読書]
Mindless Eating: Why We Eat More Than We Think
- 作者: Brian Wansink Ph.D.
- 出版社/メーカー: Bantam
- 発売日: 2010/12/28
- メディア: マスマーケット
スープボウルの底にパイプを取り付けてスープを補充できるようにして、いくら食べても減らないようにしたら、その分人はたくさん食べるのか?こんなドッキリカメラまがいの実験を大真面目でやってる大学の先生がいらっしゃいます。実験結果はもちろん、たくさん食べる。はあ、そうですか。おもしろいはおもしろいけど、驚きはないわね。アメリカでは食品メーカーやら軍隊がこの先生に研究費を出してドッキリレストランを運営しているという事実の方が驚きだわ。ポーションが多ければ多いほどたくさん人は食べてしまうという、あちこちで引用されている実験の元ネタ本です。
読書日記 [読書]
前作地球の食卓のおもしろさにはおよばない。
おもしろすぎ。完全ツボ。
これも楽しいわねー
スーパーに置いてある全食材を栄養学的に吟味した超大作。すごいエネルギーね。買い物する眼が変わる。
American Wasteland [読書]
American Wasteland: How America Throws Away Nearly Half of Its Food (and What We Can Do About It)
- 作者: Jonathan Bloom
- 出版社/メーカー: Da Capo Lifelong Books
- 発売日: 2010/10/12
- メディア: ハードカバー
英語にはもったいないという言葉がないなんて誰がいった?アメリカ人でもこんなに食べ物の無駄に心を痛めてる人がいます。ピューリタンとベンジャミン・フランクリン以来、アメリカには倹約の伝統がある。それがなんでこうなった、というところのツッコミが足らないのがちょっと不満な本。大学の学食でトレイ(お盆)を廃止したとたんに残飯が減ったとか。アメリカ的プラグマティズムね。
おもしろかったのは食材を無駄にするための装置=冷蔵庫の中身を全部列挙してあるところが覗き見感覚でどきどきする。チーズ、クリーム、乳製品がいっぱいなのはやはり日本人から見るとすごい。ハインツのケチャップが3種類、A1ソース=これは予想どおりか。キッコーマンのソイソースは何にかけるのかしら。アンチョビペーストやらハーブやら食べ慣れない食材は捨てられるだけだと。我が家ではアンチョビとハーブは絶対残らないけどね。
Four Fish [読書]
Four Fish: The Future of the Last Wild Food
- 作者: Paul Greenberg
- 出版社/メーカー: Penguin Press HC, The
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: ハードカバー
川で漁れるサケから、スズキ、タラ、マグロと人間界に近い順番に並べた本。日本のこの手の本は必ずスシ・サシミの話になってしまうので刺身嫌いの我が家は好まないですけど、この本は西洋料理の視点で書いてあるので(アメリカ人が書いてるから当たり前か)とてもおもしろい。かって無尽蔵に獲れた北海のタラも今や禁漁とか。スペインの塩タラがやたら高いはずです。