プレジールデュパン@名古屋 [パン]
6年ぶり。6年間忘れてたわけではなく、ずっと頭のすみにはあった店。年月が経つほど再訪したくなる店ってあるわんね。とても静かなパン。パリ風。普段はもっと田舎風のワイルドなパンが好みだけれど、ここのパンはしみじみおいしい。
最近は生ケーキも売ってらっしゃるようで。
これはモヒート。パンと同じでシェフの個性が出るわんね。とても静かでおとなしいです。しかし、ムースとチョコガナッシュの対比、というかコンポジション、素晴らしい。個々のパーツの完成度では、おそらくパティスリー専門店に及ばないところあるかもですが、バランスの妙、音楽性が抜群です。
パリ・ブレスト。ベタな定番ケーキかと思いきや、目が覚めるような切れ味のあるアレンジです。
タルト・キュイットゥ。写真ではただのタルトにしか見えませんが、食べてみると生地とフルーツを緻密に計算して対比させてあります。見事です。
ケーキに感動したので、惣菜も買って帰らねば。4種類しかないので当然のように全品大人買い。これはキヌアのサラダ。惣菜はおそらくマダムの作と思いますが、シェフのパン・ケーキと調和してますね。静かですが、ぴったり味が決まってます。使ってるのはふつうの日本のハムですが、それでこれだけおいしくするのは素晴らしい。
ポテトサレダ、アンチョビ。後味にかすかにアンチョビを感じる。
キャロットラペ。しりしり系ではなく、極細にスライスしてあります。パリ風というのか、コルドンブルー仕込みというのか。
レンズ豆のサラダ。これも真似したいけど、このぷっくりしたフランス産のレンズ豆はなかなか売ってないのよね。
というわけで、ひとつの店で3回楽しめる、得難い店。