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鴨のコンフィ [今日のごはん]

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肉球。
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鴨のコンフィ。

メタボの常識・非常識―健康な人を「異常」にする日本だけのシステム (ブルーバックス)

メタボの常識・非常識―健康な人を「異常」にする日本だけのシステム (ブルーバックス)

  • 作者: 田中 秀一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: 新書


最近喧しいメタボというのは本当に悪いことなのか。疑問に思えてきた。

Weighing in: Obesity, Food Justice, and the Limits of Capitalism (California Studies in Food and Culture)

Weighing in: Obesity, Food Justice, and the Limits of Capitalism (California Studies in Food and Culture)

  • 作者: Julie Guthman
  • 出版社/メーカー: Univ of California Pr
  • 発売日: 2011/11/05
  • メディア: ペーパーバック


アメリカで喧しい(日本でもだが)肥満問題なるものに対して、全方位から批判している興味深い本。全部が正しいとは思えないが、このような本が出るのは社会が健全なことかと思います。
・肥満を問題視する人は、予め肥満が”悪”であるという倫理的先入観がある。
・ファーストフードが多い地域は肥満が多くなるという報告があるが、原因と結果を取り違えている。肥満を悪と思う人たち(白人の高所得層)が住む地域は肥満が少なく、肥満しても構わないと思っている人たちの住む地域は肥満が多くなるだけのことである。
・マイケル・ポーランのような食の伝道者が勧めている”正しい食”とは西欧・白人の食事(いわゆるスローフード)のことであり、文化的押し付けである。たしかに、”雑食動物のジレンマ”の最後で森の中のキノコ狩りを称揚しているくだりなどはそういう感じがする。
・多く食べて運動をしないと肥満になるのは常識とされているが、証明されていない。アメリカでは80年代からBMIが急増しているが、この時期にアメリカ人の食べる量が増えたというデータはない。
・米政府の農業補助金が食料を低価格に押さえているのが肥満の原因という言説が多いが、これは短絡的すぎる。食料が低価格なのはアメリカの資本・経済構造に原因がある。この辺からは話はだんだんサヨクになり。。
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