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世界の食文化 [読書]


世界の食文化〈17〉イギリス

世界の食文化〈17〉イギリス

  • 作者: 川北 稔
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2006/07/01
  • メディア: 単行本


目からウロコね。イギリス人が紅茶好きになったのは別に貴族趣味なわけではなく、紅茶に砂糖をぶっこんだだけの”インスタント食品”が、19世紀の台所もないような環境で働く人たちの朝食に受け入れられたからと。さらに紅茶も砂糖も地球の東と西の果てから帆船で輸入されたグローバル経済の産物であることに注意。21世紀の食生活は改善されたようには見えるが、グローバルな食材の流通という点で19世紀イギリスとやってること大して変わってない。



世界の食文化〈8〉インド

世界の食文化〈8〉インド

  • 作者: 小磯 千尋
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: 単行本


インド亜大陸の多様すぎる食文化を曼荼羅のように描きだす、圧倒的な筆力に巻き込まれました。ゾロアスター教徒の料理ってどんなかしらね。



世界の食文化 (15) イタリア

世界の食文化 (15) イタリア

  • 作者: 石毛 直道
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2003/10/23
  • メディア: 単行本


なんか大時代的な文体でイタリア料理を称賛する書き方がおかしくて読んでしまう。ローマの大仰な建築物を見てるみたい。



世界の食文化〈14〉スペイン

世界の食文化〈14〉スペイン

  • 作者: 立石 博高
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2007/03/01
  • メディア: 単行本



バスク料理がピメントを使うのは胡椒が高くて買えなかったから。。未だ人民戦線にこだわり続ける著者のハードボイルドな文章が小気味よい。


このシリーズ、おもしろかったのは上記4冊。
おもしろくなかったのは、フランス、ドイツ、アメリカ、中国、韓国、中南米。。。

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