We'll Always Have Paris: American Tourists in France Since 1930 [読書]
We'll Always Have Paris: American Tourists in France Since 1930
- 作者: Harvey Levenstein
- 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)
- 発売日: 2004/12
- メディア: ハードカバー
アメリカ人のフランス観光の歴史。
スタローンが人気絶頂だった頃、パリで爆弾テロ騒ぎがあってスタローンはカンヌ映画祭をキャンセルした。”ランボーは臆病者”、フランスのスタローン人気はガタ落ちしてしまった。爆弾騒ぎやドル安のたびにアメリカ人観光客は激減し、そのたびにフランス政府は対策に躍起となった。何十年も前から対策はいつも同じ、”笑顔で観光客を迎えましょう”。効果はあったのかなかったのか、ニコリともしないパリの店員に心が折れる思いをするのは日本人だけではない。
日本人が大挙して来るようになる何十年も前からアメリカ人はフランス詣でをしているので、レトロな逸話がおもしろい。カフェ・ドゥーマゴを占拠してサルトルが来るのを待つ(もちろん絶対来ない)。南仏ではピカソと記念写真を撮る(ピカソはボキューズのように記念写真好きだった)。ホテルリッツにはヘミングウェイバーというのが誇らしげにあるが、ヘミングウェイは酔っ払って狼藉を働くのでパリのホテルは嫌がっていた。云々。
2014-03-13 22:26
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